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対人支援者よ、どんな人間観・世界観を持っているのか、自覚的であれ




キャリアコンサルタントの鈴木さくらです。


スタエフで『Emothonal radio〜ココロを整えていくラジオ〜』を配信されているキャリアコンサルタントのきゃおさんから、先日のコラボトークが配信されました。


今春から上智大学グリーフケア研究所に入学してグリーフケア、スピリチュアルケアへの学びを深めるなかで芽生えたキャリアコンサルタントとしての問題意識「これまでいかに自分らしく生きるかという視点で支援をしてきたけれど、正直言って『死』を度外視してきた。死を含んでこその人生(キャリア)なのに、片手落ちなのでは?」について詳しく語っています。


ビジネス全般を見渡すと、経営者がどんな風に人間や世の中を捉えているのか、というのはその組織やサービス・商品に出やすいもの。研究職もわかりやすく出やすい職業ですね。様々なカウンセリング理論、キャリア理論においてもそれぞれの理論家・研究者の人間観や世界観がよく反映されています。なかでも、とくに対人支援はそれがパーソナルに色濃く出やすい職業です。カウンセラーでもキャリアコンサルタントでも、対人支援者が「どんな人間観・世界観を持っているか」は、とても重要だと思っています。


なぜ重要なのか。

それは、どんな人間観・世界観を持っている対人支援者なのかによって支援の質や方向性が変わっていくからです。たとえば、「人は一瞬で変わることができない」と思っている支援者と、「人は一瞬で変わることができる」と思っている支援者とでは、クライエントの捉え方や支援の方向性が大きく変わりますね。


クライエントとなる支援を受ける側は支援者がどんな人間観・世界観を持っているのかを知ったうえで、さらには共感できる人に支援を依頼できると、ミスマッチが減ると思います。


そのためにも、私たち対人支援者は自らどんな人間観・世界観を持っているのか、自覚的である必要があることはもちろんのこと、それを発信することも求められますね。


きゃおさんのコラボトークにおいても、キャリアコンサルタントとしての問題意識と併せて、わたしがどんな人間観・世界観を持っているのかお話ししています。よろしければぜひ、お聴きになってみてくださいね。

(おしまい)





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