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キャリアコンサルタントとしての在り方、そして自らの人間観を自覚していますか?




キャリアコンサルタント鈴木さくらです。


冒頭から堅い話で恐縮ですが、私たちキャリアコンサルタントは国家資格であるがゆえ、キャリアの専門家として、国の労働政策を理解しながら推進する責務を担っています(だからこその、国家資格ですね)。


ですが一方で、目の前のクライアント、つまり働く人一人ひとりのしあわせを支援するという基本ミッションは共通基盤であることに変わりはありません。


そう考えると、私たちは「国の立場と個人の立場のどちらに寄せるのが正解なのか?」という捉え方ではなく、キャリアコンサルタントとして【何を目的に、どのような立ち位置で、何をどのように取り組んでいくのか】について、唯一の正解があるわけではないなかで自ら答えを出して決めていくことがとても大事なのだと思います。


【在り方=being】と【やり方=doing】


ということですよね。これは車の両輪のように、両者は関係していますね。


ただ順序として、在り方のほうが根底にくるので、「キャリアコンサルタントとして、私はどう在りたいか?」を自ら問いかけることは本当に大切。これはキャリアコンサルタント養成講座でもキャリアカウンセリングの現場でも、とても実感します。


さらに踏み込むと、在り方を模索する際には、キャリアコンサルタントの人間観が大きく影響すると感じています。専門用語で言うと、内的準拠枠といえますね。人間というものをどう捉えているか、見ているか、です。


各カウンセリングやキャリア理論はそれぞれの理論家の持つ人間観が理論に影響を与え、構築されています。てことは、キャリアコンサルタント自身もどういう人間観を持っているかによって、クライアントの捉え方が変わり、支援の質が変わってくると思いませんか。


どういう人間観がよくて悪いのか、というものはもちろんありません(対人支援者として、理想的なものはあるでしょうね)。ただ、自分がどういう人間観を持っているのかについて、自覚的である必要はあります。だから、支援者である私たちも継続的に自己理解をしていくのですよね。


たとえば、私の人間観は・・・


私たちは誰もが

・愛と光の存在である。

・過去も未来も現在も自在に変えられる人生の創造主である。

・どんな状況であっても自由意志を持った自由な存在である。

・パンドラの箱を体現できる存在である(最後に姿を現すのは”希望”)。


こんなかんじでしょうか。

(日々の雑事に揉まれることも多々あるので、いつも静けさと安寧のなかにいるわけではありませんで、枕詞として「なんやかんやいっても」とか「結局行きつくところは」とか入ることもありますが笑)


小宇宙のような人間という存在への興味が尽きません。ここにきて、人間への探求欲がますますすごいことになっています笑。


在り方、そして人間観、自らに問いかけて自覚したうえで、クライアントに向き合っていきたいですね。


(おしまい)






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