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キャリアコンサルタントによるマナー講座はマナー講座で終わらない



キャリアコンサルタントの鈴木さくらです。


私は主に企業領域と教育領域でキャリアコンサルタントの活動をしているのですが、大学は都内と地方と2つの大学を担当させていただいています。それぞれの特色やカラー、土地柄などの違いがあったりして、なかなかおもしろい。キャリコン養成講座の受講生さんも教育領域でやっていきたい!という方も多く、講座では現場経験談などをよくしています。


先日、長野県立大学のキャリアセンター様から学部3年生を対象にした、夏季インターンシップ事前研修に呼んでいただきました。昨年から同大学に携わらせていただいていますが、相談でも講座でもこれまでずっとオンラインだったので、初めての訪問。うれしい~!


長野県立大学は2018年に創設された新しい大学で、昨年3月に1期生となる卒業生がはじめて巣立ちました。なんと21年度の就職率は100%。これは本当にすばらしい数字です!


微力ながらお役立ちできたかなとうれしく思いましたし、なにより、キャリアセンターの皆さまの日々のご尽力があってこそ。体制や必要な講座など、一からすべてをつくりあげていく大変さは容易に想像できます。大きくない規模感の大学では、それだけ学生さんとの関係は密になりますが、ひとり一人との信頼関係がそのぶん目に見える形で周囲がわかるので、学生さんとの関係構築には細やかな気遣いがいるだろうなとも思います。頭が下がる想いです・・・!




◆それは誰のため?


当研修のプログラムは、「心構え&マナー&目標設定」。新入社員研修でもよくお話しする内容を、インターンシップ事前研修ではエッセンス的にぎゅっとお伝えしました。


マナーはよく「心遣い」と言われますが、さて、ではいったい誰のためにやるのでしょう?


そんな問いかけをしたところ、「相手のため」がほとんどの回答でした。たしかに、一理ある。でも、相手のためだけではありません。「自分のため」にも行うのです。


自分のためにも行うことで、その瞬間から相手と信頼関係が築きやすくなる。

自分のためにも行うことで、相手から信頼された自分の未来を切り拓くことができる。


マナーを身に着けることで、今この瞬間と未来を自分で作っていけるということですよね。でも、ちょっと待って。マナーだけの話でしょうか?




◆創造主である私は自分にどんな経験をさせてあげたいか?


今回は一番わかりやすい例としてマナーを取り上げましたが、もちろんマナーだけに限りません。私たちは今この瞬間と未来という人生を自分自身で作っていくことができるのです。自分の今と未来を相手に委ねるのではなく、自分で作っていける創造主です。


自分が創造主であるならば、どんな今を経験したいか、どんな未来を経験したいか?


そんな風に問いかけてみると、自分自身への理解が深まっていきます。キャリアコンサルタントによるマナー研修は、マナーだけに終わりません笑。マナーはあくまでひとつのツールにすぎませんもの。


キャリアコンサルタントは自己理解の重要性を熟知しているし、CLの自己理解を促す存在であると同時に、自らの自己理解も常に深めています。


創造主である私は、今と未来にどんな経験を自分にさせてあげたいだろうか?


ひとまず今の私はおいしい晩ごはんを食べて、アイスを食べて、自分をしあわせ気分にさせてあげよう笑。


(おしまい)










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